中山道歩きのレポートもいよいよ中盤になりました。今回は、まさに冒険。道なき道をかきわけ、橋のない川を渡り、老婆に苦しめられるという場所、捨てられた廃墟のようなバスが登場します。中山道歩き、意外とおもしろいと思ってもらえれば幸いです。
それでは、「軽井沢宿から坂本宿まで中山道を歩く」シリーズ、
今日は「第4回:長坂道から山中学校跡」です。[12:50 - 13:30]
長坂道は、まさに山道。どんどん険しくなっていきます。
道は狭くなり、草はボーボー。
草をかきわけながら、足下を確認しながら、一歩一歩進んでいきます。
えっっっ???道がなくなった???
前日までの雨で水量が多いのか、ここは、橋のない川を渡らなくては向こう側の道に行けません。
川から出ている石の上を滑らないように渡ります。
昔は、このほとりに人馬が休む家があったとか。。今は、跡すらわかりません。
そして、少し進むと、、、、
えっっっ???また、道がなくなった???
と思いきや、こちらも前日までの雨のため、道が川になってしまっていたのです。
仕方なく、濡れないように道のはじっこの方を進んでいきます。
旅人達も容姿を気にしたのでしょう。ここで、姿、形を整えたそうです。
う〜〜ん。この水で自分の姿を映すのはなかなか難しいですね。
けっこう倒れかかった木が多いので、要注意です。
子持山。万葉集の歌だそうです。やはり、古い道なのですね。ここは。
碓氷峠で合戦があったとは。こんな山の中で戦っていたなんて、想像が難しいです。
ここで、御巡幸道路(明治天皇が通られた新しい道)と合流します。
間違って、御巡幸道路に行くと、熊野神社に戻ってしまいます。
中山道はこちらの細い道です。
「ここには老婆がいて、旅人を苦しめたと言われている。」って、、、、怖すぎですね。
一体、何の目的で、その老婆はここに住んで、何の目的で旅人苦しめたのでしょうか。。
そんなことを考えながら、歩くのも楽しみの一つです。
ほんとに、老婆が出てきたら、楽しめませんが(苦笑)
そして、次に見えてくるのは、まるでラピュタの世界。
廃墟のようなバスです。
バスの後ろ。
一体、どうやってこんな山の中までバスを持ってこれたのでしょうか。
謎は深まるばかり。。。
「山中坂」長い下り坂です。
反対側から登ってくる場合は、かなりきついでしょう。。
「山中学校跡」今も、小屋が建っています。
中山道は、いろいろな歴史のつまった道です。
歩きながら、次はどんな面白いものが現れるのだろう?とワクワクしながら、進んでいきます。
明日からは、いよいよ後半に入っていきます。お楽しみに!