軽井沢宿から坂本宿まで中山道を歩く 第4回:長坂道から山中学校跡まで
2014年 06月19日
中山道

中山道歩きのレポートもいよいよ中盤になりました。今回は、まさに冒険。道なき道をかきわけ、橋のない川を渡り、老婆に苦しめられるという場所、捨てられた廃墟のようなバスが登場します。中山道歩き、意外とおもしろいと思ってもらえれば幸いです。


それでは、「軽井沢宿から坂本宿まで中山道を歩く」シリーズ、

今日は「第4回:長坂道から山中学校跡」です。[12:50 - 13:30]


軽井沢宿から坂本宿まで中山道44

長坂道は、まさに山道。どんどん険しくなっていきます。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道45

道は狭くなり、草はボーボー。

草をかきわけながら、足下を確認しながら、一歩一歩進んでいきます。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道46

えっっっ???道がなくなった???

前日までの雨で水量が多いのか、ここは、橋のない川を渡らなくては向こう側の道に行けません。

川から出ている石の上を滑らないように渡ります。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道47

昔は、このほとりに人馬が休む家があったとか。。今は、跡すらわかりません。

そして、少し進むと、、、、


軽井沢宿から坂本宿まで中山道48

えっっっ???また、道がなくなった???

と思いきや、こちらも前日までの雨のため、道が川になってしまっていたのです。

仕方なく、濡れないように道のはじっこの方を進んでいきます。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道49

旅人達も容姿を気にしたのでしょう。ここで、姿、形を整えたそうです。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道50

う〜〜ん。この水で自分の姿を映すのはなかなか難しいですね。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道51

けっこう倒れかかった木が多いので、要注意です。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道52

子持山。万葉集の歌だそうです。やはり、古い道なのですね。ここは。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道53

碓氷峠で合戦があったとは。こんな山の中で戦っていたなんて、想像が難しいです。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道54

ここで、御巡幸道路(明治天皇が通られた新しい道)と合流します。

間違って、御巡幸道路に行くと、熊野神社に戻ってしまいます。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道55

中山道はこちらの細い道です。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道56

「ここには老婆がいて、旅人を苦しめたと言われている。」って、、、、怖すぎですね。

一体、何の目的で、その老婆はここに住んで、何の目的で旅人苦しめたのでしょうか。。

そんなことを考えながら、歩くのも楽しみの一つです。

ほんとに、老婆が出てきたら、楽しめませんが(苦笑)


軽井沢宿から坂本宿まで中山道57

そして、次に見えてくるのは、まるでラピュタの世界。

廃墟のようなバスです。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道58

バスの後ろ。

一体、どうやってこんな山の中までバスを持ってこれたのでしょうか。

謎は深まるばかり。。。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道59

「山中坂」長い下り坂です。

反対側から登ってくる場合は、かなりきついでしょう。。


軽井沢宿から坂本宿まで中山道60

「山中学校跡」今も、小屋が建っています。


中山道は、いろいろな歴史のつまった道です。

歩きながら、次はどんな面白いものが現れるのだろう?とワクワクしながら、進んでいきます。

明日からは、いよいよ後半に入っていきます。お楽しみに!


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軽井沢 つるや旅館
〒389-0102
長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢678
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